“ふるさとホームステイ”とは
~子供達は農山漁村で“ふるさと”を体感する~

1.“ふるさとホームステイ”とは

子供達が、学校教育・社会教育等の宿泊体験の機会に、“国内の農山漁村地域で生活している家庭(受入家庭)に寄宿し、その家庭の“家族の一員”として交流(家族的な異世代交流)や生活体験(家事・家業等の体験)をすることです。子供達にとって“ふるさと”を体感できる農山漁村地域の滞在が行えます。

“ふるさとホームステイ”の基本的な過ごし方(1泊2日の場合)

【1日目】

  1. 受入地の会場に到着
  2. 入村式(受入家庭の家族との対面)
  3. 各受入家庭に移動(分散)
  4. 各受入家庭に到着(分泊)
  5. 受入家庭の家族との自己紹介
  6. 受入家庭での生活体験(家庭ごとの家事・稼業や地域の作業等の手伝い)
  7. 受入家庭の家族との夕食づくり
  8. 受入家庭の家族との夕食・語らい
  9. 入浴・就寝

【2日目】

  1. 起床
  2. 受入家庭の家族との朝食づくり
  3. 受入家庭の家族との朝食・語らい
  4. 受入家庭での生活体験
  5. 各受入家庭から出発
  6. 受入地の会場に到着(合流)
  7. 離村式(各受入家庭の家族との別れ)
  8. 受入先を出発(見送り)

“ふるさとホームステイ”の特色

  1. 農山漁村地域でのホームステイ
    子供達は国内の農山漁村地域で生活している“家庭(受入家庭)”で寄宿します。
  2. 少人数に分かれて宿泊(分泊)
    子供達は受入家庭ごとに“少人数”に分かれて宿泊します。
  3. 家族的な交流(異世代交流)
    受入家庭の家族は子供達を“家族の一員(我が子)”として接します。
  4. 受入家庭ごとの生活体験
    子供達は受入家庭がその時に必要とする家事・稼業や地域の作業を行います。
  5. 一緒に家庭料理を調理
    子供達は受入家庭の家族の指導を受けながら“家庭料理”を作ります。
  6. 食事での団らん
    子供達は受入家庭の家族と一緒に食事をいただきながら語らいを楽しみます。

2.“ふるさとホームステイ”のねらい

ふるさとホームステイによる交流・生活体験のねらいは次の3つです。

  1. 子供の生きる力を育むこと
  2. 子供が農山漁村地域やその地域の住民等との縁・絆を育むこと
  3. 子供が農山漁村地域の魅力や生活等について理解・関心を深めること

これらのねらいは国の施策である“子供の農山漁村体験の充実”のねらいに即したものです。

【参考:“子供の農山漁村体験の充実”のねらい】

  1. 子供の生きる力を育むこと
  2. 都市部の児童生徒が将来のUIJターンの基礎を形成すること
  3. 地方の児童生徒も足元の地方の魅力の再発見につながること

参照:「まち・ひと・しごと創生総合戦略(2018 改訂版)」(平成 30 年12 月 21 日)内閣官房まち・ひと・しごと創生本部

子供の農山漁村体験のねらい

3.子供達にとって“ふるさと”の醸成や再発見の機会

子供達には、子供達にとって“ふるさと”を体感できる滞在を通じて、農山漁村地域に“第二のふるさと”が醸成されること、地方の子供達には“郷土の魅力の再発見”につながることが期待できます。

  1. 子供達に“第二のふるさと”が醸成されること
  2. 地方の子供達に“郷土の魅力の再発見”につながること

参加した子供達のその後の行動として、その後も受入家庭の家族や滞在した農山漁村地域等に対する関心・関係を継続している事例、農山漁村地域や農林漁業に係る進学・進路を選択した事例があります。

【事例の傾向1:参加した子供達による“関心”の継続】

1.受入家庭の家族の近況への関心

2.受入家庭で作業した農産物の生育状況・結果への関心

3.滞在した農山漁村地域に係る各種情報(農林水産物・気象・災害等)への関心

【事例の傾向2:参加した子供達による“関係”の継続】

1.受入家庭の家族との手紙等のやり取り

2.学校行事等での受入家庭の家族等の訪問や滞在した農山漁村地域の特産品の紹介・販売等

3.滞在した農山漁村地域への再訪(目的:受入家庭の家族との再会、観光、行事参加、ボランティア活動等)

【事例の傾向3:参加した子供達による農山漁村地域や農林漁業に係る進学・進路の選択】

1.農業高校、大学・大学院(農林漁業、地方政策等の分野)への進学

2.農山漁村地域での移住・定住(農林漁業や観光等の地場産業、自治体等)

ふるさとホームステイのQ&A

宿泊について

  • Q.“農家”に泊まるのですか?
  • A.いいえ。受入家庭は“農家”とは限りません。農家以外にも様々な家庭で受け入れています
  • Q.“住宅”に泊まるのですか?
  • A.はい。基本的に農山漁村地域で生活する住民の住宅です。
    送り側(学校等)と相談の上、住民との家族的な交流や生活体験を行う条件で、“民宿等の宿泊施設、公民館、寺院等”を使用する場合もあります。
  • Q.1軒当たり“何人”泊まれるか?
  • A.基本的に1軒当たり“4人程度”としています。
    “民宿等の宿泊施設”を使用する場合、1軒当たりの定員を“4人程度”を超える受入地域もあります。
  • Q.宿泊者を泊める住宅に関する“諸規制”はありますか?
  • A.あります。住宅に宿泊者を“有償”で“継続的”に受け入れる場合はいずれかの諸規制に即した対応が求められます。
    年間で宿泊者を“有償”で“継続的“に受け入れる地域では受入家庭ごとにそれらに即した対応が行われています。
    【主な諸規制】
    ・旅館業法に基づく営業許可(農林漁業体験民宿、民宿等)
    ・イベント民泊(年数回程度(1 回当たり 2~3 日程度)のイベント開催時、宿泊施設の不足が見込まれることにより開催地の自治体の要請等→旅館業法に基づく営業許可は不要)
    ・都道府県等の自治体の条例等(年1回衛生講習の受講等の条件→旅館業法に基づく営業許可は不要)
    ・住宅宿泊事業法に基づく登録(民泊)

受入家庭について

  • Q.どのような家庭ですか?
  • A.農山漁村地域で生活する住民の家庭です。年代層では高齢者が多い傾向です。
  • Q.どのような子供達との関わり方をしますか?
  • A.受入家庭では観光施設のような“接客”は行いません。子供達を“家族の一員(我が子)”として接します。
    受入家庭の家族では子供達への笑顔・挨拶・問いかけ等を通じて、子供達の不安解消と体調変化の発見等に努めます。
  • Q.“お泊りセット”は必要ですか?
  • A.必要です。“着替え、寝間着、タオル、歯磨きセット、常備薬等”は各自で用意いただきます。
  • Q.持ち込みが“不要なもの”は何ですか?
  • A.“現金・電子マネー(紛失等の危険)”、“貴重品(紛失・故障等の危険)”、“携帯・スマートフォン等の通信機器(交流の妨げ等)゛、“ゲーム類(交流の妨げ等)”、“送り側(学校等)が禁止するもの”が挙げられます。
    ※医療機関での支払いが生じた場合に備えて、送り側と受入側との間で支払方法等を事前協議しておくといいでしょう。
    ※携帯・スマートフォン等の通信機器やゲーム類の使用は子供達と受入家庭の家族との交流の妨げになります。

生活体験について

  • Q.どのような“体験内容”ですか?
  • A.受入家庭がその時に必要とする家事・稼業や地域の作業を行うものです。受入家庭ごとに内容が異なります。
    子供達が使う布団を自ら敷くこと、食事づくり、畑での草むしり、地区の掃除、ペットの散歩等も生活体験です。
  • Q.だれが“指導”するのですか?
  • A.“受入家庭の家族”が子供達に付いて指導します。
    作業内容によっては“受入家庭の家族以外の人材”が対応する場合もあります。
  • Q.受入家庭が“農家”である場合、必ず“農業体験”を行いますか?
  • A.いいえ。農作業の時期・生育状況・天候不良・安全管理上の理由等によって行えないことがあります。
    なお、農家以外の受入家庭の中には自家用菜園や近隣農家等で作業するところもあります。

食事について

  • Q.どのような“食事のメニュー”ですか?
  • A.基本的に受入家庭が日頃からいただいている“家庭料理”です。受入家庭ごとにメニューは異なり、高価な食材の使用や外食の利用は行いません。
    各受入家庭の趣向によって、採りたての野菜等を使ったバーベキューや竹を割って流しそうめん等を行う等、体験を兼ねた食事を行う場合もあります。
  • Q.食事はだれが作るのですか?
  • A.子供達と受入家庭の家族が一緒に作ります。調理中は受入家庭の家族が付いて指導します。

個々の子供に対する必要な配慮について

  • Q.個々の子供に対するアレルギー等の配慮は可能ですか?
  • A.可能です。事前に送り側(学校等)から“個々の子供に関する健康情報(※)等の配慮事項”をいただくことで、各受入家庭では個々の子供に応じた配慮を準備できます。
    (例)食物アレルギーを持つ子供の場合、アレルギー源の対象となる食材を使用しません。
    ※個々の子供に関する健康情報の項目(例):禁忌食・薬、アレルギー源、現病歴、既往歴、罹患傾向、携帯薬、その他の配慮事項
  • Q.“特に対応が求められる子供”の場合はどうですか?
  • A.各受入家庭が対応できるかどうかを確認するために、事前に送り側(学校等)と協議する場合があります。
  • Q.事前に“各受入家庭に関する情報(※)”をもらうことはできますか?
  • A.可能です。それによって、送り側(学校等)で個々の子供に配慮した受入家庭を選択することができます。
    (例)動物のアレルギーを持つ子供の場合、ペットや家畜がいない受入家庭を選択できます。
    ※各受入家庭に関する情報項目(例):代表者名、郵便番号、住所、連絡先(携帯番号を含む)、家族構成、主な作物、ペット(種類)

各種手配の相談・依頼について

  • Q.どこに相談や依頼するといいですか?
  • A.全国的に“ふるさとホームステイ”の受け入れを担う“受入地域団体”があります。
    各団体に相談・依頼することができます。
    受入地域団体の登録制度

【受入地域団体とは】

各農山漁村地域(地区~広域市町村の範囲)の中で、受入家庭(ホームステイ先)や農山漁村体験等の受付・手配・当日準備・精算等を一元的に行い、各受入家庭や地域内での関係機関等と連携した緊急連絡体制を設けられる組織です。

【受入地域団体の主な役割】

1.所管する地域内で“ふるさとホームステイ”の実施に必要な手配・調整等を行うこと

※ホームステイ以外に農山漁村体験をオプションとして依頼できる受入地域団体もあります。

2.窓口組織では事前の相談・要望・調整から事後の精算等までを一元的に応対すること

※配置した専任の担当者(コーディネーター)がお問合せ・ご相談・ご要望等にお応えします。

3.所管する地域内で“ふるさとホームステイに係るリスク管理”を講じること

・各受入家庭を対象にした安全衛生管理に係る基準づくりや説明会・講習等を行っています。

・所管する地域内の関係機関(医療機関・保健所・消防・警察・自治体等)との緊急連絡体制を設けます。

・事前に“各受入家庭に係る基本情報”を提供できます。

※送り側(学校等)で子供達の受入家庭(分泊)先を決める際に参考になる情報です。

4.主な基本情報(例):氏名、家族構成、職業、住所、連絡先、アレルギー源(生産物・家畜・ペット等)等)

5.宿泊体験中に“アレルギー・傷病・障がい等を抱える子供ごとに配慮が行われる”ように手配します。

※事前に子供達の配慮事項のご提出→担当する各受入家庭に各配慮事項を共有します。

6.宿泊体験中に受入家庭で傷病・事故等が発生した時は“速やかな緊急連絡”を行います。

※基本的な連絡順:各受入家庭等(発生場所)→受入窓口→送り側の現地担当者(引率教員等)

  • Q.受入地域団体では“教職員等の宿泊先の手配”の相談や依頼はできますか?
  • A.可能です。
  • Q.受入地域団体では“集団宿泊先や農山漁村体験等の手配”の相談や依頼はできますか?
  • A.手配可能な団体が多くあります。農山漁村体験だけでも依頼できる団体もあります。

受入地域団体の探し方について

  • Q.どうすれば条件にかなう受入地域団体を探せますか?
  • A.本サイトのトップページで“受入地域団体”を検索できます。各団体が手配できる定員(ホームステイ・集団宿泊)・ホームステイの料金・オプション体験等を紹介しています。
    受入地域団体の検索
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